坂爪さんはなにも答えをくれなかったけど、2時間ひたすら僕に問いかけた。
周囲や社会からは「こころを殺せば楽になれるよ」とずっと言われてきたように感じていて、言いたいことはわかるけれど、それだけは絶対に受け入れることが出来なかった。こころを殺すくらいなら苦しんだり思い悩む道を選ぶと思って生きてきた成れの果てが、いまの自分なんだなと思いました。
— 坂爪圭吾 4/16-17@札幌-旭川 (@KeigoSakatsume) April 15, 2015
昨夜、坂爪圭吾さんのイベント【新時代を生き抜く力】に参加してきました。
坂爪さんはホームをレスしている人で、とにかくやばいことだけやる(固定概念を破壊する)合同会社を代表する人で彼のブログを読んで頂ければなんとなくどんな人なのか想像頂けるかもしれない。
そんな坂爪さんのイベントには全国各地から彼のブログやツイッターはたまた口コミで多くの人が集まりました。
イベントの冒頭で「今日は壇上で僕はお話しません。僕がなにかを教えて、みなさんがそれを学ぶとか、そういうんじゃないと思ったんですよね。」
いきなり既存の在り方をぶち壊してくれました。
ということで、みんな同じ目線で「新時代を生き抜く力」について対話をしました。
いままで、自己啓発系のセミナーに何度か顔を出したことはあったけれど、よくありがちな宗教チックで無理やりよくわからない価値観を強要される流れに巻き込まれるという感じは一切なく、あなたはどう考えますか?ということを2時間に渡ってずっと問いかけられていたような感じでした。
このイベントに来ていた人の多くはなにかしらの答えを坂爪氏に求めていたかもしれない。しかし坂爪氏は答えをくれる気配は断じてなかった。
会場に来ていた一人の男はこう言った。
「やっぱりある程度、テーマについて坂爪さんの話をしてもらいたかった」と
その気持ちすごくわかる!!
でもね。
坂爪さんがこの2時間でつぶやいた言葉の節々から僕はこう感じ取ったよ。
自分が生きていることを肯定し、自分の本質に素直に向き合うことが大事なんだ
奄美大島出身の若者はこう言った。
(※記憶を掘り返しているので100%補完できませんのでご了承下さい)
「僕は奄美大島出身なんですが、東京に来てびっくりするほど疲れてしまうんです。なぜかと考えると自然がないからだと思うんです。今多くの人が自然のある田舎に行ってお金を沢山使っているけれど、これからは人間は自然と共に生きるという原点に帰るんじゃないかと思うんです。今この会場もすべて人工物に囲まれていて、人間はこんな環境では疲れてしまうんじゃないかと思うんです。人間関係も奄美の人の暖かい関係性も東京にはないように感じる。人と人の関係も希薄すぎると思うんです。」
そんな若者に坂爪さんはこう応えた。
「緑あふれる自然が好きならそういうとこに行けば良いよ。我慢する必要はないと思う。僕は新潟から東京に来て、新潟という田舎の人間関係に疲れて逃げるように東京に来たんだけど東京は田舎と違って距離感が保ちやすいからとても楽だと感じます。東京にも沢山良いところがあるし東京にいなきゃできないことがあるから人が集まるんだと思う。あなたもここにいることで得られることがあるから東京にいるんじゃないかな?自分に合う生き方をすれば良いんじゃないかな」
自分の外側に正解はないということなんだよね。
僕はこの奄美の若者のピュアな感性はとても好きで話を聞きながらウンウン頷いて聞いていました。この若者と話ができなかったのが心残りだ。
その人が何をしているかとか、興味がある以上、より知ろうとするのは自然だけど、自分が持つ知識に相手を当てはめるのには違和感がある。知識の枠内に収まれば安心できるかもしれないけど、自他の可能性を奪う行為でもあるように思う。知識に翻弄されず、今、目の前にいる相手のことだけを見つめたい。
— みっつ (@mitzparty) 2015, 4月 12
誰かが言った。
「ここに来ている人たちはみんな坂爪さんのような生き方がしたかったり、やりたいと思ってる人なんだと思うんです。」
坂爪さんは
「きっと皆さん色んな理由で来ていると思うし、なによりそういうグループ分けというか枠でくくるのは良くないと思うんです。」
この言葉は個人的に超好き。
まさにみっつさんのツイートのとうり自分の知識に当てはめちゃうと自他の可能性を奪う行為であるように感じる。
社会に出ると色んなルールがあって、そんなルールや仕組みに適応させるために否が応でも自分を矯正させられる。多くの人が自分の純粋な気持ちや感性を押し殺して生きていくことになる。そしていつの間にか自分の本質や心がどこかに行ってしまう。そうなっても逃避するための娯楽やサービスはどんどん発展している。
そんな社会に出て生きていくには自分には難しい。馴染めない。じゃあどうする?
考えて考えて考えて、自分で答えを出して、やってみる。これしかないじゃないか。
幸福とは、あなたが考えることと、あなたが言うことと、あなたがすることの調和が取れている状態のことだ。 マハトマ・ガンジー #meigen http://t.co/3jthqciPqx
— 英語名言ボット (@eigomeigen) 2015, 4月 11
ガンジーの言う調和がとれている状態が理想なのかもしれない。
僕にとってこの2時間は自分の思考の時間であり至高の時間だった。
とてもたくさんの素敵な出会いがありました。
なかでも主催のカルロスさんと会えたこと。
今回のイベントを教えてくれた高知県のブロガーまあちゃんさんと会えたことは本当に嬉しかった。
カルロスさんはこんな人だよ
まあちゃんさんはこんな人だよ
最後に昨日の写真ド〜〜ン
今回、みなさんに出会えたきっかけはブログとツイッターです。
ブログとツイッターってすげ〜。
みなさんまたお会いしましょう!!